こころ浮き立ち華やぐ、ガラスのツリー
これから年末にかけ、街はクリスマス一色になっていきます。
個々のお家ではイルミネーションをお庭に取り付けたり、リースやツリーを飾ったりすることも多いでしょう。クリスマスの飾りつけは寒い季節にありながら、何だかわくわくするような楽しみがあります。
仕上がりまでの過程や出来上がった時の達成感、美しい景色を楽しむことの醍醐味でしょうか。
クリスマス飾りといってもいろんな素材や種類が数多くあり、ガラスでできたツリーというものもあります。また、ガラスのツリーの中にも様々なものがあります。
今回はその中の一つ、毎年人気の「ソッフィエリーア・パリーゼ」のガラスツリーをご紹介します。
ソッフィエリーア・パリーゼ(soffieria parise)は、イタリア・ヴェネト州で1964年にジョバンニ・バッティスタ・パリーゼ(Giovanni Battista Parise)によって設立された、手工芸品・ハンドメイドのガラス工房です。長年培われた職人の繊細な手吹き技術と研究により、独自の作品を創りだしています。
作品は耐熱ガラス管をガスバーナーの炎であぶり、引っ張ったり、ねじ切ったり、熔かし付けたり、息を吹き込んで膨らませたりしてイメージする形を加工します。太さの異なる耐熱ガラス管から作りたいものの大きさに合わせガラス管を選びます。手に持ったガラス管をガスバーナーの炎にかざし熔かしながら加工するため、大きいものは肩や腕に大きな負荷がかかるとともに、熔けたガラスを操る高度な技術が必要とされています。
多くの工程を経て星を冠した中空のガラスツリーは、ハンドメイドならではの優しいフォルムで有機的な美しさと、同じデザインでも1点1点異なる面白みがあります。
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クリアなガラスツリーには、同じ方法で作られたオーナメントを引っ掛けて飾りつけしていきます。ガラス素材ならではのクリアな艶めき、カラフルなグリッターの煌めき、オーナメントを飾っていくと一気にクリスマス気分が高まりこころ華やぎます。異素材で作られる天使や松ぼっくり、キャンドルホルダーなどと合わせて飾っても楽しいですね。冬のデコレーションをぜひ、お楽しみください。