エザキせんべい製菓 手作りせんべい 味噌とごま
2021年12月4日
昔ながらの懐かしい味を手作りで。
地元で愛され続ける香ばしいお煎餅。
長浜市街地の住宅地に構える店舗の奥から、"カチャン、カチャン"とレトロな機械音とともに、香ばしくてほのかに甘い香りが漂ってきます。
長浜で暮らす人なら、お子さんからおご年配まで知っている、大正10年創業の「エザキせんべい製菓」では、3代目の江崎功八さんが今日も元気にお煎餅を焼いています。
大正10年に江崎さんの祖父が創業。
お店ならではの味が出るように独自に製作した焼き器を使用し、工程にも工夫を重ねています。なかでも醤油の味が香ばしい 「ぽんせんべい」や甘くてピーナッツの食感が癖になる「たまご落花」など50年以上のロングセラーです。
写真はお煎餅の焼き器。
お煎餅の生地のタネを落とし、鉄板で挟んだあとゆっくりと1回転してきつね色に焼き上げます。
8枚の鉄板で、4~5分かけて1回転で40枚が焼き上がります。
人気の「味噌とごません」は、アツアツのうちに手で二つ折りにして仕上げていきます。
冷めてしまうと固くなって曲げられないので時間との勝負!
熟練の手さばきで、一つ一つ丁寧に形になっていくさまはちょっと感動。
昔と今とで変わったところは?とお尋ねしたところ、「昔は硬かったが、今は口当たりが軽く食べやすい硬さに改良しました」とのこと。
昔ながらとはいえ、伝統の風味はそのままに、時代のニーズに応えていくから幅広い客層に愛され続けていることがわかります。
ちょっとお家でいっぷくしたい時、巷で人気のスイーツも良いけれど、香ばしい香りとほのかな甘さが懐かしい「エザキせんべい」を、是非お茶のおともに美味しく味わってください。
エザキせんべい製菓
滋賀県長浜市八幡東町260
0749-64-1860