神永朱美ガラス展 〜湖、恵の彩〜
2022年6月8日
黒壁2號館 黒壁ガラススタジオは、企画展『神永朱美ガラス展 〜湖、恵の彩〜(みずうみ、めぐみのいろどり)』を開 催致します。
2020年、琵琶湖の水草を燃やした灰を原料に淡い緑の発色に成功し、"琵琶湖彩"(びわこいろ)を発表した神永朱美さん。それから2年、新たに青の発色の研究にも力を注ぎ、今年の3月には"琵琶湖彩 還元色 Blue"を披露されたばかりです。
淡い緑色から青色まで自然のものが原料ゆえ発色も様々。それぞれの彩りに、琵琶湖、そして湖国の自然の豊かな表情を感じ取って頂けると幸いです。今展では、"琵琶湖彩"シリーズより新色を含む花器や食器、アクセサリーなど、約200点が揃います。
ぜひご高覧いただければ幸いです。
会期 | / | 2022年6月11日(土)〜7月3日(日) | |
会場 | / | 黒壁2號館 黒壁ガラススタジオ2F | |
時間 | / | 10時〜17時 | |
休館日 | / | 月曜日 | |
作家在廊 | / | 6月11日(土)、7月3日(日) |
『神永朱美ガラス展』の作品は、
黒壁のオンラインショップでも販売しております。
作品の特徴 2017年に滋賀県大津市に工房を構え、吹きガラスの制作を始めた神永朱美さん。 滋賀で活動を続ける中で、この土地ならではの作品が作りたいとの想いから琵琶湖の水草を燃やした灰に注目。この灰 をガラスの材料に混ぜ、高温で溶かすことにより淡い緑色の発色に成功。 2020年に"琵琶湖彩"と名付け、このガラスを使った様々なガラス器を発表しました。 それから2年、更に研究を重ねた神永さんは、今年の3月に"琵琶湖彩 還元色Blue"と名付けられた青色の作品を披露されました。 これらの色は、琵琶湖の水草に含まれる鉄分が、酸化や還元という化学変化をすることで生まれますが、自然の原料ゆえ含まれる鉄分の量も一定でなく発色も様々。水草から生まれた自然でやさしい色合いと、神永さんの作り出す柔らかいフォルムが、琵琶湖のようにゆったりとしたやさしい時を運んでくれそうです。 |
神永 朱美(Akemi Kaminaga)
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