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イベント情報

小路口 力恵 硝子展

KUROKABE EVENT KUROKABE EVENT

小路口 力恵 硝子展

2022年6月30日

「やさしく、やわらかく、ここちよい。」をコンセプトに、心に素直に心地よく入ってくる作品、心が穏やかに優しくなれる作品、心地よいと感じられる作品、自身が心からそう思える作品づくりを大切にされている小路口さん。

フォルムやデザイン、そして手で触れた時の質感など、どの作品もこの言葉のひとつひとつを感じることのできるものばかりです。

本展では、食器や花器、酒器、茶器など作家自身が長く大切に作り続けている定番から、新たに加わった置き型のランプや蓋物など、新作を含む約250点が揃います。

ぜひご高覧いただければ幸いです。

 

会期 2022年7月16日(土)〜8月7日(日)
会場 黒壁二號館 黒壁ガラススタジオ2F
時間 10時〜17時
休館日 会期中は7月25日(月)のみ休館
作家在廊 7月16日(土)、 17日(日)、 18日(月)

 

『小路口 力恵 硝子展』の作品は、

黒壁のオンラインショップでも販売しております。

オンラインショップ 小路口 力恵

 

 

作品の特徴

「やさしく、やわらかく、ここちよい。」をコンセプトに、小路口さんの手から生まれる作品はどれもこの言葉が感じられるものばかり。

溶解炉に溶けたガラスを巻き取り形造る途中の、柔らかさを表現したいという思いから生まれた「くもい」シリーズは、雲のように自由な形が特徴。雲のある場所、雲のたなびいている所、大空、を意味する「雲居」から、「くもい」と名付けられました。言葉の響きやイメージがこのシリーズにぴったりです。

 

「くもい」シリーズ 片口とぐいのみ
ガラスの柔らかさを生かした伸びやかでゆったりしたフォルムは、無理に象らず、ガラスの自然な流れに任せながらも美しいフォルムを形作る作者の確かな技術によるもの。
柔らかさや愛らしさを湛えつつも、洗練された完成度の高い作品です。ゆったりとリラックスしたお酒の時間が楽しめそうです。
 

 

「くもい」シリーズ 蓋物、ボンボニエール
こちらも同シリーズの、柔らかいフォルムにブルーの蓋が爽やかな蓋物と、ボンボニエール。ガラスの透明感とブルーの配色が上品で、小物入れとして、インテリアとして飾っても可愛い作品です。
ボンボニエールは金平糖やキャンディーを入れたり、お祝いごとの贈り物などにも喜ばれます。
 

 

「あまもよい」オーナメント
”雨模様”から名づけられた、雨粒型のオーナメント。儚げに浮かぶ大小の丸い泡と、底に施された擦りガラスが、湿度を帯びた雨の日を連想させる。
丸い底が、指で押すとゆらゆらと揺れ、まるで雨の妖精のような愛らしさ。サイズや形は様々で、サイズによってはリングホルダーとしても使えます。
 

 

この他にも、ガラスの表面を削ることで、様々な柄や表情を施した「はつり」、ふっくらと柔らかい雰囲気の「ふくら」のシリーズなど、魅力あふれる作品が揃います。

暑い夏を、「やさしく、やわらかく、ここちよい。」涼やかなガラスでお楽しみ頂ければ幸いです。

 

 

小路口 力恵(Rikie Shojiguchi)
略歴
1972年   富山県富山市生まれ
1998年   富山ガラス造形研究所 造形科 卒業
2000年   富山ガラス造形研究所 研究科 修了
2000年   富山ガラス工房 所属(〜2003)
2003年   あさひふるさと創造社 なないろKAN硝子工房 所属(〜2005)
2005年   "小路口屋" 硝子工房 設立
2011年   京畿道世界陶磁ビエンナーレ 韓日ガラス造形ワークショップ 招待(韓国)
2013年   京畿道世界陶磁ビエンナーレ 韓日ガラス造形ワークショップ 招待(韓国)
2016年   LEXUS NEW TAKUMI PROJECT 富山の「匠」選出
 
受賞歴
2000年   富山市美術展 工芸部門 市展大賞受賞
2002年   日本現代ガラス展・能登島 金賞受賞
2008年   「ローマ賞展祭 北陸の工芸・現代ガラス工芸展」
シルヴィオ・ヴィータ賞受賞(ローマ日本文化会館/イタリア)
2011年   第5回「酒の器展」金賞受賞
2014年   第53回日本伝統工芸富山展 奨励賞受賞
2019年   第58回日本伝統工芸富山展 日本工芸会富山支部賞受賞
  撮影/横井弘幸