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“不透明と透明の共演” Glass Studio Calore展

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“不透明と透明の共演” Glass Studio Calore展

2022年11月2日

 

黒壁ガラススタジオは、企画展「“不透明と透明の共演” Glass Studio Calore展」を開催致します。
現在、京都の亀岡市に、工房"Glass Studio Calore"を構え、ガラスの制作および、体験教室の運営をされている、松本大督さんと、純子さん。"Calore"(カローレ)とはイタリア語で、"ぬくもり"を意味し、人や土、木にぬくもりがあるようにガラスにもぬくもりがあるという考えから、日常の中でもそのぬくもりを感じてほしいという想いで作品作りをされています。
本展では、花器、酒器、茶器をはじめとした器の他、オブジェ、ランプシェードやスタンドライトなど、秋の夜長を楽しめる、ぬくもりのある作品の数々が揃います。

 

会期 2022年11月3日(木)〜11月27日(日)
時間 10時〜17時
定休日 月曜日
作家在廊日 2022年11月3日(木・祝)、27日(日)
会場 黒壁二號館 黒壁ガラススタジオ 2階
住所  /  滋賀県長浜市元浜町12-38

 

『"不透明と透明の共演" Glass Studio Calore展』の作品は、オンラインショップでも販売しております。

オンラインショップ Glass Studio Calore

 

 

松本大督さんの代表作である、nile(ナイル)シリーズは、ナイル川流域の川の流れと砂の色を表現した作品です。不透明な色ガラスに、透明な線状のガラスをなじませることで、流れる川を表現しています。
琥珀やサンドベージュの落ち着いた色合いのグラデーションと、川の部分にかすかに射しこむやさしい光がとても印象的で、雄大で脈々と続く自然の豊かさを感じることのできる、ぬくもりのある作品です。
 

「nileシリーズ」松本大督 作

 

 

純子さんの作品からは、膠(にかわ)を用いた一輪挿し。膠(にかわ)が作り出す霜のようなガラスの表情が、純子さんの出身地である新潟の冬を連想させるとのこと。
大正・昭和時代に日本家屋の建築の硝子窓に用いられた膠は、当時は擦りガラスの役割を果たしていましたが、一輪挿しや器などに用いることでとても趣のある表情を添えます。小ぶりな一輪挿しに故郷を想う作者の想いが詰まっています。
 

「膠シリーズ」松本純子 作

 

 

 

松本 大督(まつもと だいすけ)

 

略歴

1978年   京都府に生まれる
1997年   大阪デザイナー専門学校入学
1999年   K's Blowing 入社
2001年   fresco入社
2006年   箱根クラフトハウス 吹きガラス副工房長として入社
2012年   伊豆クラフトハウス 吹きガラス工房長就任
2015年   京都府亀岡市にてGlass Studio Caloe設立

 

活動歴

2007年   工芸都市高岡クラフトコンペ 入選
2015年   日本のガラス展 入選
2018年   第1回 北近江サケグラス展 佐藤酒造賞 受賞
2019年   第2回 北近江サケグラス展 銅賞 受賞
 

 

 

松本 純子(まつもと じゅんこ)

 

略歴

1981年   新潟県に生まれる
2000年   明星大学 入学
2004年   明星大学 卒業
2005年  

明星大学研究科 卒業

晴耕社ガラス工房 入社

2010年   厚木ガラス工房にて フリーで活動開始
2015年   京都府亀岡市にてGlass Studio Caloe設立

 

活動歴

2004年   明星大学卒業展 最優秀賞 受賞
受賞作品 ACTUSに掲載