織田信長が天下統一のため拠点として築いた安土城の城跡が残る、滋賀県近江八幡市安土町。その城下町に、地場の野菜を使いお菓子などの加工品を製造販売する「工房 安土夢」があります。

 

昔からこの辺りでは、どこの家でも農作物を作っていました。しかし今のように道の駅も朝市などもなく、おいしい野菜が出来ても食べきれずに畑に返すことがよくありました。今からおよそ25年前に特産品の講習会に参加した嶋川さんは80%が野菜で出来たおせんべいと巡り合いました。これだ!!これで野菜を無駄にすることなく、おいしいお菓子を作ることが出来る！と思ったそうです。

 

最初の目標は、野菜のおせんべいを商品として販売すること。しかし作っても、作っても納得出来ません。市販の野菜と比べてみずみずしく、糖度も高いためベタっとしたり、焦げてしまったり…。試行錯誤を繰り返した末、ようやく平成7年に野菜のおせんべいが完成。商品名は“まるごと彩菜”嶋川さんたちが育てた野菜のおいしさがギュっと詰まっています。

 

 

「すべての商品は、自分たちで育てた安心安全でおいしい野菜や果物だけを使い、手間暇を惜しまず一つひとつ丁寧につくっています。この誰にもマネできない私たちならではのスタイルには自信があります。」

 

その言葉を物語るように、平成10年“まるごと彩菜”は、農林水産省食品流通局長賞を受賞。このほかにも“湖国ふるさと食品加工こだわりの味コンテスト最優秀賞”など、数々の賞を受賞。これからも「工房 安土夢」のおいしさは、私たちを笑顔へと誘ってくれるはずです。

 

 

たまねぎ、人参、じゃがいも、さつまいも、かぼちゃ、黒豆など、野菜の旨みが凝縮された“まるごと彩菜”。

自家菜園で採れた野菜を刻んだり蒸したりして少しの塩と砂糖、つなぎにでんぷんで焼き上げたせんべいは、材料の80%が野菜。小麦粉や卵を使っていないので、アレルギーのお子さんにも安心・安全です。

アレルギー成分：大豆